<p>そもそも日本の組織は人材の多様化を嫌う。何十年も「同じ釜の飯」を食って初めてその組織の長となる。何十年も同じ会社に勤めて初めて経営者になれる。</p>
<p> 行政機関の事務方のトップになるには、大学卒業時にその道を選ばなければならない。首相や大臣を目指すのならば何回も選挙に勝って国会議員を務めることが必要。専門知識よりも当選回数。判断能力よりも年功。</p>
<p> このような「下積み」重視型のリーダーの利点はある。それは、組織の中の人間の気持ちがわかり、安心感があり、地位継承の混乱を招かない。前任者否定といった悪い意味での脅威もない代わりに、いい意味でのサプライズもない。</p>
<p> 誰がリーダーであっても変わらない組織、会社が理想型とされ、リーダーになることは責任よりも恩賞を意味する。日本経済全体が安定成長してきた懐かしい時代のシステムを未だに色濃く残すこれらの仕組み。</p> — <a href="http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMIT33000021042009" target="_blank">日本全体の課題を50代だけで議論してよいのか? ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS</a> (via <a href="http://otsune.tumblr.com/" target="_blank">otsune</a>) (via <a href="http://nagas.tumblr.com/" target="_blank">nagas</a>)