<p>ちなみに、ハードオフ売りに行くとき、メシでも食おうと母親も一緒に行ったんだけど、楽器コーナーぶらりと見るなり、<br/>
母「あら、これは、DX7だねー。うちにあるのと同じ?」<br/>
僕「これは、うちのより低いランクのやつ。(DX7sです)」<br/>
母「あ、こっちのDX7は古いねぇー。」<br/>
僕「これは、初代DX7だよ。」<br/>
僕「(中古のEOS B-500を指差し)ねぇ、これこれ」<br/>
母「懐かしいねぇ。イオス。どれどれ7000円か。」</p>
<p>母のクチから「DX7」と言わせてしまったのには、正直ドキっとした。俺ってば、親不孝だなぁー、って思った。<br/>
別にうちの母親は、曲作りするわけでもなく、シンセをいじるわけでもない。なのにも関わらず、いつしか「DX7」という言葉が知識として蓄えられていたのだ。</p>
<p>母親に、もう機械は要らないのかい?と聞かれたので、<br/>
「今は機械は要らないんだよ、パソコンの中に全部シンセは入ってしまったんだよ。もう今の若い子とかはパソコンだけで作るんだよ。」っていう事を伝えた。</p>
<p>これで僕が母親に機材の話をするのは最後だと思う。</p>
<p>部屋に物理的に物体として存在したからこそ、母親も、シンセというモノを認知せざるを得なかったと思うのだが、もうPCの中に入ってしまった今、その存在を知る由も無いと思う。</p>
<p>こうして、時代は変わっていくのだな…。</p>
<p>さらば。<br/>
ありがとう。</p> — <a href="http://inyo.jp/quote/2501bfce1ac21d1598202f245dbbf14a5c091b26" target="_blank">misutrax’s blog: さらばハードウエア。</a><br/>
2008-08-28 (via <a href="http://drhaniwa.tumblr.com/" class="tumblr_blog" target="_blank">drhaniwa</a>, <a href="http://zccx.tumblr.com/post/47087754" class="tumblr_blog" target="_blank">zccx</a>)