高橋: Instagramみたいな写真を撮るカメラマンを探したら、きっとだいたい見つかりますよ。もともと、そういうカメラマンの「空気感」を研究したのがInstagramだったと思うんですよ。<br/>
でも、カメラマンの技術的な優位性がなくなったのは現代に限った話じゃなくて、写真が生まれてからいまに至るまでずっとそうなんです。<br/>
内沼:オートフォーカスとか、現像のいらないデジカメもそうだよね。<br/>
高橋:技術のいることを誰にでもできるようにしつづけてきたのが写真で、その最先端がInstagramなんです。そうなると、「なんでわざわざ写真家の写真なんて見なきゃいけないの?」ってなるじゃないですか。<br/>
内沼:そうだね。<br/>
高橋:それでも写真を見るのは、写真家の写真は、対象と「向き合っている」からだと思うんですよ。写真家が、人生の時間をかけて何かと向き合って、大事なものを見つけて。それを僕らに見せてくれたものが(作品としての)写真なんです。 — <a href="http://dotplace.jp/archives/19269" target="_blank">高橋宗正×内沼晋太郎 写真家と非写真家のあいだ 「写真作品は『何と向き合うか』ということに対する、僕らにとってのサンプル。」 - DOTPLACE</a> (via <a href="http://kogumarecord.tumblr.com/" class="tumblr_blog" target="_blank">kogumarecord</a>)