2050年に世界全体が緊急の課題として追究しているのは、おそらく、「アフリカ問題」でしょう。<br/>
その頃にはナイジェリアの人口は4億4千万人になって、アメリカ合衆国のの人口よりも多くなっている。<br/>
仮に21世紀後半が「アフリカの世紀」になっていない場合は、世界じゅうが、いまのシリア人の欧州への移動どころではない大混乱に陥るのは判りきっていて、その30年+先を念頭に、どこの国も国家戦略を定めている。<br/>
中国が世界中で資源を買いあさっているのも、アメリカが「アメリカ帝国圏」を縮小して、内政を固めることに専念しはじめているのも、欧州がユーロの基軸通貨化に失敗したにも関わらず統一経済圏を維持しようとしているのも、すべてすでに視界にはいっているカオスがあるからです。<br/>
世界が思考を集中しはじめているのは、国民の半分以上がトイレのない家に住むようなインフラが弱い大国であるインドの人口が世界一位になって、中国の年齢構成が老人大国化して生産性がいまとは比べものにならないくらいさがり、資源が絶対的に不足する2050年の世界で、どこの国も、そこで飢え死にしたり戦死するのが自分の国の国民であってはならない、と考えて知恵をしぼっている。 — <a href="https://gamayauber1001.wordpress.com" target="_blank">2050年の日本へのメモ_1 | ガメ・オベールの日本語練習帳v_大庭亀夫の休日</a> (via <a href="http://ginzuna.tumblr.com/" class="tumblr_blog" target="_blank">ginzuna</a>)