<p>人間は生存本能にもとづいて行動するのが一番自然ですばらしいと思うんですが、現代社会においては、まず、餓死の心配はないので、生存本能だけでは、生きる目的を失いがちです。自分は本当はどういう人生を生きたいのかと考え始めると、別に哲学者じゃなくても、死にたくはないけど、生きる意味なんて別にないよね、とか気づいてしまいます。</p>
<p>そこで身内です。自分が好きな他人、尊敬している他人のために生きる。</p>
<p>これがなにが素晴らしいかというと、相手が本当は、なにをのぞんでいるかなんて、結構どうでもいいというところです。自分のことだったら、結局、人生なんて意味がないから、努力して生きてもしょうがない、とか考えちゃいますが、他人のことだったら、しょせん他人事ですから、自分さえ、これは相手のためだと決めつけてしまえば、いくらでも頑張れる、一所懸命に生きることができる。</p>
<p>相手も本当は人生に意味がないとか思っているかもしれないですけど、そんなの自分のことじゃないから知ったこっちゃない。相手がせいぜい自分に好意さえもってくれるぐらいでじゅうぶんに納得できて、相手のために頑張れる。</p> — <a href="http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090707/1246977797" target="_blank">人脈の価値について、昔、聞いた話 - はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記</a> (via <a href="http://tiga.tumblr.com/" target="_blank">tiga</a>)