<坑内カナリヤ芸術論><br/>
彼の考え方を象徴するものとして、彼独特の理論「坑内カナリヤ芸術論」があります。それはかつて炭坑労働者たちが坑内に漏れ出す有毒ガスをいち早く感知するための手段として、カナリヤを入れたカゴを持ち込んでいたことから生まれた考えです。<br/>
カナリヤは繊細な生き物のため、有毒ガスがほんの少しでも漏れ出すと、人間が気づくよりも先に死んでしまうのだそうです。ヴォネガット曰く、芸術家もこれと同じで、身の回りで起きつつある危険を察知して、バッタリと気絶することで危険を知らせるのが、その使命だというのです。もちろん、芸術家は気絶する前に「作品」という形で後続の人々にその危険を知らせなければならないわけです。 — <a href="http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/kurt-vonnegut.htm" target="_blank">カート・ヴォネガット</a> (via <a href="http://tsavorite.tumblr.com/" target="_blank">tsavorite</a>) (via <a href="http://nemoi.tumblr.com/" target="_blank">nemoi</a>) (via <a href="http://prawn.tumblr.com/" target="_blank">prawn</a>)