<p><font size="3"></font></p>
<p>579 名前:(‘A`) 本日のレス 投稿日:2005/04/30(土) 02:52:31</p>
<p>余談だがアメリカのあるオタクはこういってたそうだ。</p>
<p>「日本のアニメや漫画に出合えて助かった、これに出会えなかったら薬中になってた」</p>
<p>アメリカは今でこそ日本からのアニメや漫画が普通に手に入るようになって定着したけど、</p>
<p>ちょい前まではそういう萌えオタ文化が殆どなくて、</p>
<p>いわゆる喪男は何をやって気を紛らわしてたかというと、</p>
<p>麻薬をやってたらしい。</p>
<p>結局は萌えなくして、喪男は救えないんじゃねぇのかな。</p>
<p>救う為には「どんな恋愛弱者でも手に入る」ってことが第一条件だからね。</p> — <p><a href="http://d.hatena.ne.jp/SAGISAWA/20050430" target="_blank">2005-04-30 - 夏の葬列</a></p>
<p>記憶が定かじゃないので元ネタ探したほうがいいかもしれないけど、一応メモ代わりに。</p>
<p>村上春樹がサリンジャーについて語っていた本(新書、たしかサリンジャー戦記)の中で、米国では社会から離れて生きるという選択ができない、もしそれをやりたければサリンジャーが実際にそうしたように、山に籠もって人里離れたところで生活するしかない、と語っていたことを思い出した。帰還兵でそういう風にして暮らしている人もいるのだとか。サリンジャーの気持ちを代弁したような文章が「ライ麦畑でつかまえて」にある。以下、村上春樹訳から。</p>
<blockquote>
<p>そうだな、一時間くらいそこに座っていたかな。それからやっとこさ僕は決心したんだ。このままどっか遠くに行ってしまおうって。うちになんか戻らないし、ほかの学校に行くのもお断りだ。ただフィービーにだけは会わなくては。彼女に会ってさよならみたいなのを言って、クリスマスのお小遣いを返して、そのあとでヒッチハイクで西部に向かうんだ。どうするかっていうと、ホランド・トンネルの方まで歩いていって、そこで車に乗っけてもらう。それから次の車、また次の車、また次の車という具合に乗り継いで、数日後には西部のどっかにいるっていうわけだ。すごく感じよくて、太陽がさんさんと照っていて、僕のことを知っている人間なんて誰ひとりいない場所に行って、そこで仕事をみつけるんだ。ガソリン・スタンドの仕事ならでぎるんじゃないかと思った。みんなの車にガソリンやらオイルやらを入れたりするわけだよ。でもべつにどんな仕事だってかまわないんだ。そこが誰ひとり僕のことを知らず、僕の方も誰のことも知らない場所であるならね。<br/><br/>そこで何をするつもりだったかっていうとさ、聾唖者のふりをしようと思ったんだ。そうすれば誰とも、意味のない愚かしい会話をかわす必要がなくなるじゃないか。誰かが僕に何か言いたいと思ったら、いちいちそれを紙に書いて手渡さなくちゃならないわけだ。しばらくそんなことを続けたら、みんなけっこううんざりしちゃうだろうし、あとはもう一生誰ともしゃべらなくていいってことになっちゃうはずだ。みんなは僕のことを気の毒な聾唖者だと思って相手にもせず、放っておいてくれるだろう。僕はみんなの間抜けな車にガソリンやらオイルを黙々と入れ続ける。僕は給料をもらい、その給料を貯めてどっかに小さな自分の小屋を建て、そこで一生を終えるんだ。森のすぐわぎに小屋を建てよう。森の中に建てるんじゃないよ。なぜかっていうとその家はいつもぎんぎんに日が当たってなくちゃならないからだ。食事はぜんぶ自分で作る。それからいつか、もし結婚しようというような気になったらっていうことだけど、美しい聾唖者の娘とめぐりあって結婚するんだ。彼女はその小屋で僕と一緒に暮らすわけ。そしてもし僕に何かを言いたいと思ったら、彼女もやはりろくでもない紙にいちいち書かなくちゃならない。ほかのみんなと同じようにね。もし子どもたちが生まれたら、僕らは子どもたちを世間から隠しちゃうんだ。そして山ほど本を買い与えて、自分たちで読み書きを教える。(キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション) p336-337)</p>
</blockquote>
<p>ちなみに後半の段落は攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX 1st GIGで出てくる笑い男のマークに書かれていたあの文章が出てくる。以下、後半部分の原文。</p>
<blockquote><b>I thought what I’d do was, I’d pretend I was one of those deaf-mutes. </b>That way I wouldn’t have to have any goddam stupid useless conversations with anybody. If anybody wanted to tell me something, they’d have to write it on a piece of paper and shove it over to me. They’d get bored as hell doing that after a while, and then I’d be through with having conversations for the rest of my life. Everybody’d think I was just a poor deaf-mute bastard and they’d leave me alone. They’d let me put gas and oil in their stupid cars, and they’d pay me a salary and all for it, and I’d build me a little cabin somewhere with the dough I made and live there for the rest of my life. I’d build it right near the woods, but not right in them, because I’d want it to be sunny as hell all the time. I’d cook all my own food, and later on, if I wanted to get married or something, I’d meet this beautiful girl that was also a deaf-mute and we’d get married. She’d come and live in my cabin with me, and if she wanted to say anything to me, she’d have to write it on a goddam piece of paper, like anybody else. If we had any children, we’d hide them somewhere. We could buy them a lot of books and teach them how to read and write by ourselves.(Catcher in the Rye p198-199)<br/></blockquote>
<p>(via <a href="http://pdl2h.tumblr.com/" target="_blank">pdl2h</a>)</p>
<p>(via <a href="http://riywo.tumblr.com/" target="_blank">riywo</a>)</p>
<p>(via <a href="http://uncate.tumblr.com/" target="_blank">uncate</a>)</p>
<p>(via <a href="http://tsupo.tumblr.com/" target="_blank">tsupo</a>) 2008-09-24 (via <a href="http://gkojay.tumblr.com/" target="_blank">gkojay</a>) (via <a href="http://kondot.tumblr.com/" target="_blank">kondot</a>) (via <a href="http://nagas.tumblr.com/" target="_blank">nagas</a>) (via <a href="http://niseoshou.tumblr.com/" target="_blank">niseoshou</a>)</p>
<p>(via <a href="http://plasticdreams.tumblr.com/" target="_blank">plasticdreams</a>)</p>
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<p>(via <a href="http://vordhosbn.tumblr.com/" target="_blank">vordhosbn</a>) (via <a href="http://uessai-text.tumblr.com/" target="_blank">uessai-text</a>)</p>