<p>しかし、「レコード産業」のこの壊滅的打撃は、「音楽産業」の崩壊ではなかった。ライブを核とした生き残り戦略は、確かに音楽産業を救っている。</p>
<p>言い方を変えると、コンテンツ産業が崩壊しても、音楽産業というか、音楽文化は死なないのである。</p>
<p>けれど、「映画」を代表とする映像産業はそうはいかない。</p>
<p>音楽産業においてライブがレコードを代替した*3ような、リアルのサービスとして映像を代替する物がないからだ。リアルにドラマを演じてそれを放送していたシャボン玉ホリデーの時代のようなドラマ作りは、今、どこでもしてはいない。映画「電車男」と舞台「電車男」は、もはや全く同等ではありえない。</p>
<p>こうなると、音楽は生き残ったじゃないか、なーんて無邪気なことをいう人の気が知れない。</p>
<p>つまり、産業のことや、デジタルインパクトを語る際に、「コンテンツ産業」なーんて一言で括ってしまってはいけないということだ。</p> — <a href="http://d.hatena.ne.jp/masays/20091104" target="_blank">コンテンツ産業とひとくくりにしてはいけないこと - 感量主導 ~ led by passion ~</a> (via <a href="http://otsune.tumblr.com/" target="_blank">otsune</a>) (via <a href="http://rpm99.tumblr.com/" target="_blank">rpm99</a>) (via <a href="http://parallel.tumblr.com/" target="_blank">parallel</a>)