<p>フリーライターは名乗れば誰でもなれるが、<br/>
それで食べていけるかどうかが肝心。<br/>
何をどう書き、得意ジャンルをいかに確立するか。<br/>
自らのキャリアをどのようにデザインするか。<br/>
そして、世間をどう渡っていくか――。<br/>
文筆稼業25年の著者が自らの体験を披瀝し、「書いて生きる方法」を説く。</p>
<p>さて、あれこれ説明するより、詳細な目次を一気にどうぞ。</p>
<p>■目次<br/>
Part1 書いて生きるということ</p>
<p>1 不況だからこそフリーライター<br/>
会社はつぶれるが個人はつぶれない<br/>
万年不況の出版業界<br/>
フリーライターほど元手のいらない商売はない<br/>
私が飢え死にしなかった理由<br/>
ライターになったのは偶然だった<br/>
無理をしないから続けられた<br/>
フリーライターの仕事は無節操<br/>
「やりたいこと」より「できること」<br/>
手持ちの札だけで勝負する<br/>
断る自由がフリーライターの唯一の自由<br/>
ものごとは、調べるほどおもしろくなる</p>
<p>2 ライター業の手始め<br/>
名刺をつくる<br/>
肩書きのない名刺<br/>
角の丸い名刺はやめよう<br/>
私の名刺整理法<br/>
断られない営業のノウハウ<br/>
めげずにたくさん回る<br/>
編集者が見るのは“ひとがら”<br/>
あらゆるところに営業の機会がある<br/>
企画を持ち込む<br/>
自分を説明かつアピールする道具=企画書<br/>
新人ライターに求められているのは頭より体<br/>
一枚の企画書が次の仕事につながる</p>
<p>3 人生設計をどう立てるか<br/>
著作は本当の名刺<br/>
単著があると信用度が違う<br/>
ライターとしての看板をどう手に入れたか<br/>
雑誌の仕事もおろそかにしない<br/>
得意分野の伸ばしかた<br/>
「肥やし」を効率的に使う<br/>
「好き」ということと「書ける」は違う<br/>
得意分野ができても、それ専門にならないほうがいい<br/>
踏み台としてのライター?<br/>
小説家や評論家は格上か<br/>
私がフリーライターを名乗る理由<br/>
フリーライターは何をやろうと自由</p>
<p>Part2 読み書きのしかた</p>
<p>4 永江式発想術<br/>
メモ術<br/>
重要なことは本当に忘れないのか<br/>
アイデア術<br/>
書店の棚は企画をひねり出すための刺激剤<br/>
古書店の「一〇〇円コーナー」は宝の山<br/>
世の中の常識とは反対のことを考える<br/>
プレゼン術<br/>
企画書はシンプル・イズ・ベスト<br/>
雑誌は常に新陳代謝を求められている<br/>
小声でもごもごいうな</p>
<p>5 取材のABC<br/>
調査術<br/>
検索エンジンでは下位にあるものに注意する<br/>
OPACを使うコツ<br/>
図書館、書店、古書店を使い分ける<br/>
読書術<br/>
同じテーマの本をたくさん読むと、本質が見えてくる<br/>
第一章がだめな本は、全部だめ<br/>
ライターにとって資料代は原材料費<br/>
本の処分法の原則<br/>
質問術<br/>
人は誰でも自分の話を聞いてもらいたい<br/>
ライターにとって「あたりまえ」「当然」は禁句<br/>
日常のひとつひとつを疑う</p>
<p>6 ライターは読者の代行業である<br/>
ルポルタージュ術<br/>
人がいやがるところにネタがある<br/>
ルポの書き手は幸福になってはいけない<br/>
批評術<br/>
まっさらな読者に何を、どう伝えるか<br/>
書評は欠点を指摘してはいけない?<br/>
考え続けなければ、おもしろい批評文は書けない<br/>
ゴーストライター術<br/>
ゴーストライターはB級仕事ではない<br/>
条件をしっかり詰める<br/>
「固有名詞」をよく聞いておく</p>
<p>Part3 世渡りのしかた</p>
<p>7 業界を渡る、世間を渡る<br/>
編集者とつきあう<br/>
それでも最小限の人づきあいは必要<br/>
編集者は難癖をつけているわけではない<br/>
同業者とつきあう<br/>
危険情報の共有と仕事の紹介<br/>
精神安定上の効果もある<br/>
世間とつきあう<br/>
出版業界の常識は世の中の非常識<br/>
本に反発する人たち<br/>
隣近所とのつきあいも大事</p>
<p>8 お金の話<br/>
原稿料<br/>
雑誌の外見だけでは原稿料はわからない<br/>
原稿料の額を聞くのは当然<br/>
印税<br/>
「印税生活」なんて幻想<br/>
実売部数換算の問題点<br/>
兼業について<br/>
まずは一年分の生活費を確保しておく<br/>
私も最初の十年は兼業ライターだった</p>
<p>9 リスク管理術<br/>
不動産術<br/>
家を建てたのは住居探しに疲れたから<br/>
まずは公営住宅を狙うべき<br/>
リスク分散術<br/>
一誌、一社に全生活をゆだねるのは危険<br/>
マンネリ化を避けるには<br/>
市場開拓術<br/>
テーマとメディアの開拓<br/>
変化の時代は新しいビジネスチャンスがある<br/>
「好奇心代行業」の可能性はどこにあるか</p>
<p>あとがき</p> — <a href="http://heibonshatoday.blogspot.com/2009/11/blog-post_13.html" target="_blank">今日の平凡社: 永江朗『書いて稼ぐ技術』</a> (via <a href="http://nnnnnnnnnnn.tumblr.com/" target="_blank">nnnnnnnnnnn</a>) (via <a href="http://nuremochi.tumblr.com/" target="_blank">nuremochi</a>) (via <a href="http://yuco.tumblr.com/" target="_blank">yuco</a>)