<p>ところで、多分パンツ界においてはもう「デニム」というものはイチ「素材」に過ぎないのだ。それなのに、ジーンズというものが自由の象徴だった余波がいろんなところで残滓のように散見されるのは興味深い。たとえばカジュアルで出勤OKの職場でもジーンズだけは有無も言わさずダメ、とか、僕の会社の研修でもよくある、服装指定の欄に「当日はカジュアルでOK。ただし、ジーンズ・サンダルは不可」という感じだ。サンダルとだらしなさ加減が同一なのは、割としっかり作ってあるデニムパンツを想像すると、なんだか不可解な気分がする。そういえば、昔の職場で僕はよくデニムジャケットを着て行ったが、誰からも咎められなかった。あのデニムがボトムスだったら、やっぱり色々言われたのだろうか。</p>
<p>その代わり、だぼだぼのチノパンやどう見てもゴルフ用と分かるゴルフズボンはOKなのだ。ジーンズが自由の象徴という旧き佳き時代もよろしかったのだろうが、その所為でデニムという素材はずいぶん不当な十字架を負わされてしまっているような気がするのだ。</p> — <a href="http://houkoku.oriori-no-uta.com/?eid=1000719" target="_blank">ジーンズは自由か。 | きんきょうほうこく~My Days Go On~</a> (via <a href="http://otsune.tumblr.com/" class="tumblr_blog" target="_blank">otsune</a>)