<p>森永氏は「値下げをしないのは賢明な判断」と、吉野家の方針を全面的に支持する。</p>
<p>「確かに決算だけ見れば、吉野家の一人負けですが、やっていること自体はまったくもって正しいと思います。一時的には消費者は安い店に流れるでしょ
うが、消耗戦の値下げ競争は最終的に何も生まないからです。安部社長はアルバイトから出世した苦労人で、本当においしそうに牛丼を食べる人。<br/>
吉野家の牛丼が好きで好きでしょうがないので、値段を下げて味が変わると、ファンが離れてしまうことをよく知っている。その彼が、価格の全面戦争に踏み切
らなかったのは、素晴らしい経営判断だと思います。今が我慢のしどころと考えているのでしょう」</p>
<p> 一方、金森氏は、カギを握るのは、中国市場と牛丼のプレミアム化だと話す。</p>
<p>「海外の吉野家の店舗約400店のうち、半分以上の234店舗が中国で、非常に好調です。中国の店舗はサイドメニューが豊富で、牛丼のほか、鶏肉を
使った丼ものなども展開している。<br/>
これは、アメリカの吉野家から持ち込んだスタイルです。つまり、日本のヨシギューというより、アメリカ流のファストフードスタイルで攻勢をかけていくので
す。<br/>
一方、国内での生き残り策としては、牛丼のプレミアム化しかないでしょう。品質のいい米国産牛肉を使っていることをアピールして、値段も引き上げる。値下
げ競争に飽き飽きして、『多少高くてもうまい牛丼が食べたい』という消費者は増えはじめています。そこで、このタイミングで、超豪華な1000円牛丼など
を展開するんです」</p> — <a href="http://gendai.ismedia.jp/articles/-/618?page=4" target="_blank">ボクらの牛丼『ヨシギュー』は消えるのか!? すき家、松屋との値下げ戦争で 一人負けの『吉野家』安部修仁社長を直撃ッ! | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]</a> (via <a href="http://nakano.tumblr.com/" class="tumblr_blog" target="_blank">nakano</a>) (via <a href="http://tiga.tumblr.com/" class="tumblr_blog" target="_blank">tiga</a>)