『不思議なことに、今の日本人は自分自身の過去についてはなにも知りたくないのだ。それどころか、教養人たちはそれを恥じてさえいる。「われわれには歴史はありません。われわれの歴史は今、始まるのです」という日本人さえいる。このような現象は急激な変化に対する反動から来ることはわかるが、大変不快なものである。日本人たちがこのように自国固有の文化を軽視すれば、かえって外国人の信頼を得ることにはならない。なにより、今の日本に必要なのはまず日本文化の所産のすべての貴重なものを検討し、これを現在と将来の要求に、ことさらゆっくりと慎重に適応させることなのだ。』 — <p><a href="http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100506/214255/?top" target="_blank">017|過去と今、そして未来をつなげる 明治初期、「お雇い外国人」が見抜いたこと:日経ビジネスオンライン</a></p>
<p>明治時代に日本に来たドイツ人も「日本人は自分達の過去を全否定したがっている」と述べてるんだそうな。戦後の日本人もやっぱりその時点での過去を全否定したがったわけだけど、それは戦後教育のせいではなく、「過去を全否定したがることこそ日本の伝統」と捉える方が正しいんじゃなかろうか。</p> (via <a href="http://raurublock.tumblr.com/" class="tumblr_blog" target="_blank">raurublock</a>) (via <a href="http://tiga.tumblr.com/" class="tumblr_blog" target="_blank">tiga</a>)