時代名の英漢和語対応をすっきりしたい
漢語史書は朝代/DYNASTY(・ERA)項をつかい王朝-王にて時代名を表す(EG.前漢代-武帝期) これを日本史にうつすと、時代/{ERA、AGE、TIMES}、期/PERIODと我的詞典の和英訳をきめ単王朝内1国2制度期の政体向けにも時代/ERAをつかえば、先皇室代-弥生時代、祖皇室代-古墳時代、皇室代-江戸時代-光格期、皇室代-昭和期などとなる
和英対応表:
[史学]
先史時代/PREHISTORIC AGE
– 旧石器時代/PALEOLITHIC AGE・OSA(OLD STONE AGE)
– 新石器時代/NEOLITHIC AGE
– 青銅鉄時代/BRONZE-IRON AGE
歴史時代/HISTORIC AGE
古代(古時代のかわり)/ANCIENT TIMES・ANTIQUITY(西洋古代のみ)
中世(中時代のかわり)/MEDIEVAL TIMES・MIDDLE AGE
祖現代(中時代の別表現)/PROTO-MODERN TIMES
現代(現時代のかわり)/MODERN TIMES
当代(現・共・同時点のかわり)/CONTEMPORARY
現在・当今/PRESENT・NOW
[地質学]
・顕生累代(慣用の~代つかわない)/PHANEROZOIC EON
- 新生代(~時代のかわり)/CENOZOIC ERA
・第四紀(~期のかわり)/QUATERNARY PERIOD
- 完新世/HOLOCENE(~EPOCH)
・メガラヤン時代(慣用の~期つかわない)/MEGHALAYAN AGE
*例外がおおくすっきりしない
逍遥遊紀行(@hourou_ki)“現在の日本史学の「中世」は、「近世」と「近代」の区分が自明な区分として存在しているから、3区分法における「古」と「近」の間の「中」の義はなさそう。 欧米西洋史でも史的唯物論の衰退後、early modern period という区分が確立しつつあり、medieval やmiddleが何の中間かよく分からない”(2022、https://twitter.com/hourou_ki/status/1598185535369277441)
前方後円墳以後で応仁の乱より前を古代/ANCIENT TIMES、応仁の乱以後明治維新より前を祖現代/PROTO-MODERN TIMES、応仁の乱以後現在までを現代/MODERN TIMESにする 前方後円墳より前は先史時代/PRE-HISTORIC AGE 「前現代」は先史時代と古代と祖現代との全体、つまり明治期より前全体をさすとする
「ことばでみると応仁の乱前後は近世への画期である」:小林芳規『中世』(国文学解釈と鑑賞1969、PDF2MBへの直接リンクあり(参照2025-05-08):https://hiroshima.repo.nii.ac.jp/records/2000090)
MODERN TIMESの訳としての詞「近代」は使用せず「現代」とする(「近代」のうち日本では第2次大戦後や中国では五四運動後を特別に「現代」と言いかえる慣例は採用しない)
(変更 2025-05-09)

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